駄目社員はむの日記

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熊野古道・紀伊路を再び歩き出す。(2) 斑鳩王子~上野王子

海沿いを歩く。道標はほとんどなく、国道42号を出たり入ったり。

このあたりの紀伊路とは、ほぼ国道42号ウォークであることに気づく(気づくのが遅い)。北上する分には常に左側から海風を浴びながら歩くこととなる。
古道跡とされるルートは、42号から民家の立ち並ぶ小道へと行ったり来たりするのが続くのである。「街道をゆく」な気分である。なるべく旧街道をあるくとしよう。

おそらく42号を車で走っているとあまり感じないだろうけど、結構アップダウンがある。

そういえば数年前のブラタモリ熊野編(2回連続)で、紀伊山地の成り立ちと海岸線に山が迫る風景について解説されていたっけ。
海岸線はまさに切り立っている。



あ、キタキタ。

続いて、斑鳩王子跡



切目王子跡に続き、旧王子社の体をなしていて、とてもうれしい。
#しかしどの辺が斑鳩なのだろう。


御参考:九十九王子 (印南町) - Wikipedia




ええとなにやら、印南町では、印南王子の擬人化でプロデュースしようとしている模様である。
これか!:熊野古道4つの王子がカードに 印南町、4月から無料配布:紀伊民報AGARA

印南(いなみ)港の風景。


波静か、日曜朝だからなのか、ひとけがない。
海産物は基本的にかなり苦手だが、漁港の風景と空気感は好きだ。



「鰹節発祥」という、すごいのかそうでもないのか、いやそもそも真実かどうかすらよくわからないことが、シレッと宣言されているのが気になる。きっと確固たる証拠があってのことと思われるが。
この辺りには醤油の醸造所もあるようだ。現地で採れる塩を使った醤(ひしお)や魚醤のルーツを持つのだろうか。また機会があったら、行ってみよう。

叶王子(かのう-)跡。津井王子とも。




叶王子は急坂の上にある。



こちらにお社はない。わずかに古道らしき小径を現代に残すので、引き返し歩いておく。

印南町から、御坊市に入る。

生ぬるい風。曇り。

日差しがほとんど直撃しないのは助かるし、雨にもならないが、湿気が妙に体力を奪う。

む、宮子姫だと?

ポールに出迎えられる。

この町、宮子姫生誕の地だそうである。


宮子姫・・・宮子ォォォォォォ!!!

www.youtube.com
しゅわしゅわー。
・・・や、聖武帝の生母である、藤原宮子っすよね、すみません。

上野王子跡(oh)


は、海岸の小径にある漁民センターの敷地内にある小さなポールだけだった。Oh...

つぎいこつぎ。

小道をゆく。

  • やたら整備されて豪華そうな名田小学校を越えると、和歌山高専だった。なんちゅう所にあるねん・・・お勉強に集中できそうだ。*1
  • 関電の御坊発電所のそばを通る(もちろん立入禁止)。


本日もご安全に!

*1:昨今、学校にカメラを向けようもんなら何が起こるとも知れないので、やめときました。