駄目社員はむの日記

USO800 certified.

イーター電機製 KMS120-12をHF機用に使う(その後)

FT-891MにつないでHF運用の実用に足る電源とすべく、ノイズと戦った。

7MHz帯/BC帯を受信しつつ電源の構成を少しずついじり、ノイズの増減を確認してみた。
アンテナはフルサイズのワイヤーを展開。
電源でスイッチングノイズを発生させ、そのすぐそばで本格的な受信機とアンテナで漏れるノイズを聞き、低減を試みるという一見本末転倒なプレイだ。

大体押さえどころはわかった。

  • AC側のノイズフィルタは複数入れない。特性よい単相2段フィルタを1個だけ入れる。
  • 余計なコンデンサは電源基板の入出力に入れない。
  • ケース内の配線長は短く。
  • DC側はフェライトコアに2段巻き付ければほぼノイズが落ちる。

そうすれば、FT-891Mとの組み合わせで、3.5MHz以上では十分使える。
1.8MやBC帯は少しノイズが多いが、使わないから問題ない。
これでフットプリントの小さな50W機用の電源が作れそうだ。