駄目社員はむの日記

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我は湖の子(今日だけ) - 近江湖の辺の道を行く(1)

はじめに:山の辺から、湖の辺へ。


たびたび歩きに行っている「山の辺の道」には、もう行き尽くした感がある。
一方でだいぶマイナーながら、湖=琵琶湖の湖辺を歩く「湖の辺の道」(うみのべのみち)というのがあると聞いた。歴史や文化にガッツシ彩られた山の辺の道に比べると、由緒正しい古道とは言いがたいのだろう。
とはいえ楽しんだもの勝ちだ。まずはお試しで、短いコースながらJR湖西線二駅分(できれば+α)を歩いてみようと思ったのだ。
コースが通るのは旧マキノ町と旧今津町。現在はいずれも高島市内ということになるらしい。

「近江湖の辺の道」とは

「環びわ湖周遊自然歩道」かつ「中部北陸自然歩道」に属しているウォーキングコースとのこと。
#湖の辺の道、フルにはぐるっと140kmにも及ぶコースなのだとか。
御参考:近江湖の辺の道の情報|滋賀県ホームページ

9時半、マキノ駅下車。

川の町で育った僕の様な人間にとって、どうも湖(うみ)の風景というのは慣れないものだ。


駅を背に琵琶湖を目指し歩くと、いきなりマキノサニービーチとかいうビーチがあった。湖水浴もまた自分にとってなじみが薄い。
まずはこの辺の見どころである海津大崎という港まで北上してから、南下し、あとは歩けるところまで行ってみたい。



なお外は炎天下。サニーなビーチにもほどがある。
あえて程度の低い言い回しをすると「ヤバい」。身の危険という点で、ヤバい。
そして、前日ほどではないまでも、お世辞にも自分の体調もよくない。

湖畔に続く道を、標識に注意しながら北上。



湖に沿って歩くのは、愉しいし快い。


コースには多過ぎず少なすぎず、ほど良く標識が設置してある。


ところどころ、沿岸数十センチそばを歩くような場所があるのも魅力。



義経の隠れ岩て。どこにでも顔を出す義経

しかし案の定、アレなDQNファミリーが多数押し寄せており、水辺の焼肉を散見。

お前ら、DNAに刻まれしプリミティヴな火起こし衝動に正直すぎだ。
いうまでもなく、目下すべての公設駐車場は閉鎖。BBQ・花火・キャンプ・テント張り禁止と方々に掲示されているのをガン無視してのことである。