駄目社員はむの日記

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シベリア柳生はないから柳生の里に行ってみた - 柳生街道あるいは滝坂道(4)

途中からはずっと下り。



黙々と歩いていくと、急激に整備されたこどうあるきてきなおもしろみのな公園風のウォーキングコースへと風景が変わる。

首切り地蔵でご年配方の一団と出くわす。この辺からはハードじゃないってことだな。

滝坂道を、下る。



柳生街道の「奈良~首切り地蔵」のあたりは、滝坂道と呼ばれる、まさに古道。石畳の道が続く。
繰り返すが柳生一族やら剣豪やらへの興味はみじんもなく、この古道を歩きに来たんだ(今更)




意識高い系石畳ダウンヒル。あちこちコースに湧水が噴き出す石畳だが、ウォーキングの人々がちょいちょい踏んでいくため苔むして危険ということはない。ストックを適度に挿していけば危なくない。
日差しに輝く涼しげな清流の色と音を愉しみながら歩ける。

1445、住宅地に出た。


ほぼこれでメインルートはしまいということか。

奈良駅へ。

え、白毫寺?(既視感)
期せずして先週と同じ終着点だった(確認しろよ)


先週もきたぞ百毫寺・・・柳生の道もまた、起点は平城京なのだ。黙々と歩き、奈良公園に達す。
白毫寺を過ぎたあたりで強烈な雷鳴を聞く。降り出すタイミングを気にしながら早足。




先週とは意図的にコース取りを変え、春日大社興福寺を通り抜け、1545近鉄奈良駅到着。踏破。

まとめ。いいコースだった。

今回も、木津川を発して以降ずーっと川のせせらぎの音を聞きながら歩いた。渓流の音を聞くウォーキングは奈良の魅力よね。

  • 柳生街道は、概ねよく整備されている。特に滝坂道についてはハイキングコースとして秀逸。
    • 時々入山+農道・舗道・林道の繰り返しで、良いバランス。ただし湧水、ぬかるみや石畳の連続もあるので、足首の短いシューズは結構危険。当日は雨の直後でもないのにあれだけコースに水が噴き出していたのだから、雨天の翌日に行く場合はかなりの注意が必要。
    • 山口神社~円成寺間のみが悪路であり、途中から標識が少なくなる。荒れたコースで、コースアウトの疑心暗鬼との闘いになる。
  • ルートの途中に寺社も魅力的なのが結構あるのだが、歩くのに忙しすぎてそれどころではなかった。
  • 首切り地蔵の前までにエンカウントした逆ルートの方々は、夫婦1組、トレラン2、おっちゃん1の計5人。その地蔵を過ぎて以降は、ちょくちょくご年配の方々とすれ違った。
  • 今回飲み水不足が、ちょっと危なかった。水1.8L+モンエナ350ml+野菜ジュース900gで、本当にギリギリだった。
    • 夏場はカラダの脱水多めな上に、この道中には水場はない。*1。もし柳生街道を歩いてて水の在庫が心許ない場合は、ほんの一瞬だけ一般道と交差するので、商店や自販機で調達すべき(反省)。
  • 虫はもちろん途上にいっぱい。ハグロトンボやカゲロウを多数見かけた。ブヨなどに何度となく頭の周辺をホバリングされたが、被弾ゼロ。

先週末の「北・山の辺の道」よりも、ほぼ+1時間歩いたのだ。足の疲労蓄積は覚悟しなければならないだろう。

*1:トイレの水や、湧水は嫌だべ?