シェラカップって何に使う？(2)

使い方がわからない。

どうやら僕には想像力が足りないらしい。
何を飲み食いするにもシエラカップとかさ、鉄の洗面器を炊事から洗顔まで何にでも使う、大学寮住まいの60-70年代貧乏学生みたいじゃないか。

• 温めるには特殊な五徳が必要だ。軽すぎて自重で抑え込めず、風で飛ぶし固定できない
• だいたい加熱したり高濃度エタノール注いだりすると、中華リサイクル金属からあれやらこれやら溶出*1しちゃいそうだ。

オサレキャンプブロガーへの道は閉ざされたかに見えた。

解の一つを見つけたかもしれない。

オサレキャンパーがスープを飲んでいる様子を見たので、カレースープを盛ってみた。
スプーンを突っ込みながら食べてみて、光明が見えてきた。



皿ともボールとも言えない中途半端な形状と、横に出たやけに長いアーム。これって、「具沢山のスープやシチュー」の類をスプーンで味わうには、丁度いいハンドリング性を提供するのだ。
単純なボウルだと器に伝わる熱でアッチッチいいながらスープを飲むことになるだろうから、アームを持ちながら食べるのが正解。


とはいえコーヒーやワインあたりはムリにシェラカップに盛らずに、チタンマグで飲んだほうがおいしいよね。
実用性に疑問をいちいち抱く者にとって、オサレキャンパーへの道ははるかに遠いのだ。たぶんね。

*1:食欲を奪う化合物や金属。物質名は敢えて挙げないぞ！