駄目社員はむの日記

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キミはまだ、本当の山の辺の道を知らない(いや僕も知らない) (2)

さらに菩提山 正暦寺


菩提仙川というかなり急流の小川が、広大な境内を流れる。

正暦年間に創建されたのだろうか。
モミジのきれいな寺である。秋に来るにはよさそうよ?
#本堂は写真NGです。

正暦寺を後にする。


いきなり裏山はハード系登山へ。そして人がしばらく足を踏み入れた形跡がない。



川のせせらぎを聞きつつ歩く。

やがて田園風景が広がる。
奈良市内です。



田園風景に建つ朽ちかけの鳥居。これが山の辺の道の正規ルートで、圓照寺へ向かう目印だという。

圓照寺(えんしょうじ)を過ぎたあたりで、正午を迎える。

悪くないペースだ。

ちなみに圓照寺は外部拝観NGなのです。美しい玉砂利が敷き詰められているが、山門の前で礼をして失礼する。
そして圓照寺参道を降りたところに、崇道天皇陵に向かう標識を発見。山中へ。

住宅地に囲まれた、崇道天皇八島陵。


田園から住宅地へと徐々に風景が変わる。とはいえ、シカやイノシシの侵入を阻む戸はあちこちに設けられている。



山から下りる途中、いかにも宮内庁が入口を整備したと見える陵が見えてくる。たぶんその右側が陵墓なのだろう。

ちゃんと陵の体をなしていたが、在位年なき「幻の天皇」のはず。
(つづく)