Shunt fed towerをやってみたい。
以前からやってみたいことがあった。
シャント・フェッド・タワー、あるいはタワードライブアンテナと呼ばれるHFローバンド用簡単アンテナ。
鉄塔の根元に接地し、フィードラインを通じて5-10m上部でガンママッチで給電するものだ。
参考:A Lowband Antenna that is Almost Free
せっかく広いインピーダンスでSWRを落とせるこのチューナーがあるのだ。
200Wまでであれば、シャントフェッドタワーはNFG-230で行けるのではないだろうか?
教科書的なシャントフェッドタワーとは
タワー中腹に横棒を設置し、垂直に引き下ろして地面付近のバリコン(ガンママッチの)に導く。
Cited from Using Grounded Structures as Antennas(NA0TC)
とはいえ、レイジーな方法として、タワーから斜めにフィードラインを引っ張るのでもそこそこ動作するらしい。
ひとまずお気楽実験。
- ANT(HOT)端子に5mほどのIV線をつないでみた。斜めに鉄塔へと引っ張る。鉄塔中腹にワニグチクリップで止める。
- GNDは、二又に分岐させた。一方は鉄塔の根元に接続、もう一方は、地面に一杯這わせてあるラジアルにつないだ。
早速、送受信に使ってみた。
アンテナチューナーを動作させると、パシパシとリレーが小気味よく切り替わり、各周波数で意外なほどあっけなくSWRが落ちた。
NFG-230の安定な性能がうれしい。
更に言うと、もっとあっけなくアンテナとして動作した。
- 1.8MHzはSSB/CW共に使えた。常設アンテナより信号は総じて弱いものの、そこそこ聞こえ、CQに応答したら普通にQSOできる。むしろ、1800~1912.5kHzどこにでも出られるという自由が得られた。これは素敵だ。
- 3.5MHzも同様。ごく普通にSSB/CW用に使えた。なおCWでは100Wで呼んで、100%応答があった。
- 7MHzとは相性が悪いみたいで、受信ノイズからして全体に小さめで、なんとかチューンはできるが、聞こえないし飛ばない。
これは、サブアンテナとしては十分な性能ではなかろうか。鉄塔をクランクアップできない様な天候の日に、ローバンドで聞いたり軽く喋ったりはできそうな予感。
#最低でも100~200W位は入れて使うアンテナだとは思うけどね。