駄目社員はむの日記

USO800 certified.

160m SSBにチャレンジ(ベアフット編)(3) 無線機の機能は、多い方がいい?

リグ側で試した機能。

リグでありったけの機能をON/OFFして、160m SSBの了解度を上げる方法について効果を検証してみた。
あくまでうちの環境と手持ちリグでの効果なので、話半分でどうぞ。

  • 受信のIF帯域狭める→☆当然正解。
  • AGCをFASTにする→☆マスト。ノイズの強度にAGCが引っ張られなくなり、効きやすくなる。
  • AGCをOFFにする→×ダメ。音声信号としてまともに復調できていない(笑)
  • ノッチ/BEFを入れる→〇時に効果あり。ノイズ共々、音声帯域を部分的に削るのは、了解度上げに有効。
  • ノイズブランカー入れる→×NB1/NB2とも、ほぼ効果なし。
  • ノイズリダクション入れる→〇ケンウッドのNR1は、ノイズの種類次第であり、またケロケロ付帯音が付加されるものの、「ある程度以上の強度の信号」に対して、了解度を上げる効果があった。「極端に弱い信号」に対しては、了解度を上げまではしないが、信号の有無は確認できるようになる場面もあった。先方の送信終了が確認できたので、ギリギリで交信成立させる場合に役立つかも。
  • プリセレクターを入れる→◎正解。リグ内蔵プリセレクターの恩恵実感。OFF時よりS2つ分ノイズを削れた。S/N取りにくいSSBの受信でノイズがそれだけ削れると、弱めの信号の了解度において雲泥の差だ。
  • ATTを6dB/12dBぐらいいれる→〇時に正解。AGC FASTとの組み合わせで、ノイズと信号まとめて全体に強度を落とすのが良い。

感想。

機能がついていてはじめて対処可能なので、いろいろあるに越したことはない。

  • 160m SSBで十分なS/Nが取れない強度の信号に対しては、AGCをFASTにして、帯域をアレコレ削りながら復調することになるのだろう。プリセレは常時入れておくとしよう。
  • 今時のDSP・SDRは、全体に少し弱めの信号を入れてやった方が処理に有利なのだろう。でも根本的に、無線機に入ってくるノイズを全体に下げないと、S/N取れずしんどい。