JST-135とつないで使ってみた。
- NFG-230のGROUND端子をシャックに這わせたラジアルにつなぎこみ、ANT端子には20mL程のワイヤーを逆L状に引っ張ってみた。*1
- JST-135とNFG-230をつなぐ。
- JST-135の電源を入れた瞬間、NFG-230側でリレーがかちかちっと鳴る。
- JST-135側を操作。フロントパネル左上のボタンで、「FUNC/HAM」モードにした上で、「3(TUNER)」を押すと、リグが電力を下げてCW送信状態になる。
- それと同時に、NFG-230のリレーがパシパシパシパシっと切り替わり、数秒でSWRが落ちた。
幸い僕の見つけた個体は、完動品だった様だ。
製造時期不明ながら、ディスコン直前に作られたものであっても20年は経過しているはず。流石は、堅実な作りと高級パーツのJRC製といったところか。
蛇足: NFG-170とAC-152って、プロ仕様バージョンのNFG-230なの?
JRCのマリン用HFトランシーバーにJSB-176というのがあった。中身は、限りなくゼネカバTXなJST-135らしい。US市場ではRaytheonブランドで売られたRAY-152も同様。
- RAY-152のオプションとして、AC-152というオートアンテナチューナーがあったそうだ。おそらくセットで使う、船舶用定番オプションだったことだろう。ご参考:HF SSB marine radio Raytheon RAY-152 (same as JRC JSB-176)、Reviews For: Raytheon Ray-152 eHam.net
- 一方JSB-176の同様のオプションが、NFG-170という未確認情報も得た。
NFG-230~NFG-170=AC-152?
上記リンクからたどれるRAY-152のマニュアルを参照すると、

記載されたアンテナチューナー内部構造は、NFG-230と酷似している。
マリン用で更にヘビーデューティな仕様なのか、ゼネカバTXできるようファームが変えられてるのか、分からないが。
無線機とアンテナチューナーとの対応関係は、恐らく以下の通り。
| 無線機 | アンテナチューナー |
|---|---|
| JST-135(1.8~29.7MHz, 100/150W) | NFG-230 |
| JSB-176(1.6~29.9999MHz, 150W) | NFG-170 |
| RAY-152(1.6~29.9999MHz, 150W) | AC-152 |
*1:つくづく、使用されているパーツが贅沢すぎますな。

