駄目社員はむの日記

USO800 certified.

NSB専用ポケットラジオICR-N1で、ラジオNIKKEIを聴いてみる。

昨日の関ハムで、ポケットラジオをいくつか格安で入手してしまった。その一つが、ソニーのICR-N1。「NSB専用ラジオ」だ。

NSB・・・旧名「ラジオたんぱ」、現在は「ラジオNIKKEI」と名乗っている。
ご参考:日経ラジオ社 - Wikipedia


まあなんというか、「(旧)ラジオたんぱを聴くだけのための、名刺サイズポケットラジオ」を作るあたり、技術系幹部たちがラジオをこよなく愛していたソニーだけのことはある。
ネットの速報性なき90年代以前、こいつが株式や競馬用に活躍していたのだろうか。今となってはメニアーックな代物。

受信する周波数は6波のみ!

NSBは昔から、第1放送・第2放送で3MHz帯、6MHz帯、9MHz帯それぞれ1周波数ずつ流れていた。*1
ラジオNIKKEIの聴き方 | ラジオNIKKEIによると、現在、第1放送は終日6055kHzで3925kHzは朝晩だけ、第2放送は朝~夕方が6115kHz/夜が3945kHzと役割分担となっており、9MHz帯は緊急時を除き休止中だそうだ。
したがって昼間は、6MHz帯の2波が聴取可能、ということになる。


でこのNSB専用ラジオ、フツーの短波ラジオと違って、チューニングできるのは本当にこの6周波数だけだ。周波数固定なので、周波数安定度のことを気にする必要もないのだろう。
実際単4電池を挿して電源を投入してみるも、さすがに屋内でバーアンテナではカスカスしか入感しないようだ。短波なんだから、鉄筋コンクリートの屋内じゃそうなるわな。

ICR-N1のスペックを確認する限り

2.5φのイヤホン端子と、内蔵されている(多分)短波用のバーアンテナで聞くのだと思う。クリスタルチューニングらしいので、ドンピシャな周波数の水晶がそれぞれに入っているのだろう。わざわざPLLで吐いているとは思えない。ある意味、究極のアナログチューニングラジオといえよう。

●6個のクリスタル内蔵で、ラジオNIKKEI第1/第2全6波をワンタッチ選局
●胸ポケットにすっぽり納まる、薄さ15mm
●パワーONの約90分後に、電源が切れるパワーオートオフ機構
●外部アンテナ端子付
●φ2.5mm超ミニイヤホン端子

ご参考:ICR-N1 | ラジオ/CDラジオ・ラジカセ | ソニーICR-N1 主な仕様 | ラジオ/CDラジオ・ラジカセ | ソニー

んー・・・ん?「外部アンテナ端子」ぃ?

・・・うせやろ、薄っぺらい「名刺サイズラジオ」だぞ?
取扱説明書ダウンロード | サポート・お問い合わせ | ソニーによると、「電池ケースを外せ」という。まーたまたー(汗

わ、あった!

モビホをつないだら・・・本当にアンテナ端子だった。

わ、6055kHzがガンガン入感。

おお、これはロングワイヤーアンテナじゃ!

*1:第1放送3925, 6055, 9595kHz、第2放送3945, 6115, 9790kHz