駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ふたたびの、熊野古道。

せっかくこちらの勤務になったので、熊野古道歩きをリスタートしたいと思う。
そこで、再入門の少しゆるめな旅を考え、実行してみた。

ちょっと計画の話から。

今回の狙いは、以下目標を満たすことだ。

  • 18きっぷで1日で回れる
  • 熊野古道の気分が味わえる(杉木立の中を歩く)
  • せいぜい20kmぐらいのウォーキングで済ます
  • ゴールになるようなランドマークがある
  • おまけで、温泉入れたらなおハッピー!

そこでいくつかのルートをシミュレーションしていたのだが、関東勤務時代、深夜バスで都内から新宮 or 紀伊勝浦に入るルートと限られた時間の中で何回かKUMANO TREKしてたこともあり、熊野古道気分を味わえるルートは「勝浦駅那智駅那智山」近辺だろうと思い至った(温泉もあるし)。
紀伊田辺駅熊野本宮大社はちょっと半日で厳しいと思う。新宮と那智の間も少し開いてて、限られた時間内では厳しいかもしれん。
今日は天気がよく寒くもなさそうだし、その実行にベストな日である。

13時、那智駅に降り立つ。


5時台に自宅最寄駅スタートして7時間か。うー紀勢線とおいわー。


さ、熊野那智大社青岸渡寺那智の大滝をゴールにして出発。上記の「ランドマーク」としては抜群であろう。

それにしても嘘くさい青空である。レタッチしてませんよー。

浜の宮王子→補陀洛山寺→市野々王子と歩く。

その途中で、「熊野古道らしい杉木立の森」を歩けることを僕は知っていた。


おほーこれですよこれ。

もう補陀落渡海しちゃいたいぞ。帰りたくない。

ゴールへ。

大門坂きっつー



大社などは坂の上にある。あとちょっと。いきなりオーラスなのだが、大門坂という計1km近い坂を登る必要がある。

とうちゃーく。

14時半過ぎ那智山着。快晴。
#あちこち寄り道しながらでも1時間半か。
青岸渡寺熊野那智大社に頭を下げる。

まずは熊野那智大社。残念ながら本殿あちこち工事中。また今度美しい姿を見たい。




そして青岸渡寺那智大社に比べると華やかさにはかけるけれど、ここ青岸渡寺西国三十三所の第一番札所である。

青岸渡寺に着たら必ず水を飲むべき。大滝から取水してるという延命の水「清浄水」は絶品である。これ持って帰ってコーヒー沸かしたいレベル。

那智の大滝もみとかねば。




お約束の風景も、今日のうそ臭いほどの青空に映える。

帰り。


熊野道(雲取越えルート)の入り口に吸い込まれそうになったが、グッと堪えた。今日は帰るのだ。

またな。15時過ぎ那智山撤退。

1625那智駅着。

本当は更に足を伸ばして紀伊勝浦駅まで歩くつもりだったが、時間的な余裕がなく日和った。結局元の道を辿って戻ってきたのだ。
むしろ時間が余ってしまったよ_| ̄|○。

電車まで1時間ある。目の前には温泉と海。



温泉浴場・丹敷の湯は駅直結。観光案内所・土産物屋とも兼ねた温泉施設である。


迷わず入場。天然温泉で入湯料600円。湯船はそんなにでかくはないものの、銭湯としては有能。海が見渡せる。
わずかに硫黄の香りはするが、多分単純泉か、弱アルカリ泉だな。れっきとした温泉のようだ。
30分ほど浸かって足の疲れを癒す。

反省と教訓。

久しぶりのKUMANO TREKだった。

  • 当初の目的はほぼ達成。インスタ蝿が飛びまくってる写真も撮れた。
  • 昼間歩くにはノーコートで十分な時期になってきた。さすがにテン泊はまだ寒いだろうけどね。
  • 自分自身の課題としては、体力低下、それに尽きる。軽装でも結構苦しかった。
  • Carpaのごっつい登山靴を使用したのが今回致命的。石畳や階段で靴底がブレず安定していていいだけど、ともかく重い。トレッキングシューズはもっと軽いのを使いたい。
  • 温泉も入れてうれし。タオルは持って来ていたが、下着の替えまで気が回らず。ぬかった。