それなりに賢かったのが、日本という国にとって幸いだった。
おかげで日本は超スピードで近代化できて植民地化の憂目にもあわずにすんだのは確かだろう。
- もしも維新とやらで暗愚な奴らが居座って近代化が20年遅れちまってたなら、おそらく日本はやられていた。ヨーロッパの帝国末期に繰り返された簒奪者の歴史である。
- 1850-60年代に日本が列強に占領されてたら、その国にとってアジア攻略の格好の拠点として発展し、アジア・オセアニアの植民地群は非常に効率よく運用できてたに違いない。日本列島はマカオやシンガポールに負けず劣らず海洋交通の要衝であり、基地にもしやすかろう。大陸と離れて都市が弓状の列島に分散して海岸線が広いから守りやすいし、他国の海洋進出の盾としても有用だ。
- 欧州や米州からぐるり回って日本という意外に広い島国に攻め入るには、補給基地がよほどない限り兵站が苦しいだろうし、ふんだくる前に短期間でそれなりの実力つけちゃったから手出しが困難になったんだろう。
日本は超ラッキーだったのだ。
ラッキーさに調子こいて分不相応にやらかした結果が、第二次大戦の大敗北とその後の特定アジアからのねちっこいつきまといなんですけどね。
