- 日本人が日本人のサービス提供者(それも立場の弱い一担当者)に対し、とんでもなく尊大な態度をとってしまうケースが時々発生する。
- 特に旅行・外食・レジャー産業では、おっさんおばさんが所属組織の目が届かなくなり気が大きくなっちゃうからなのかどうか、発生頻度が高い傾向にある気がする(vs. ツアコン、vs.航空会社)。気が収まらないのか、しまいには「責任者出せ」とまで言い出したりさえする。どんだけ偉くて沸点低いのかと。
- 公共交通機関においても同様だ。電車内やホームで乗客間のトラブルが発生するようなケースでも、めったに外国人ー日本人の間では発生しない。多少のことであればお互い我慢・許容できるからだ。しかしそれが日本人相手になるとタガが外れる。
- かくいう僕も、白耳義に駐在してた頃、日本からのオーダーに現地対応するような仕事をしてたから、色々嫌な目に遭っている。
- 事情により対応が少々うまくいかなかったり、こちらでは現実的でないと折り返したりすると、現地スタッフが対応して同じ状況になったら「それはしょうがないよね、ハハ」でさして全く問題にならないことなのに、「日本人たる僕」に対しては(プラクティカルには何ら問題でないような案件でも)毎度容赦なくボコボコであった。
- それはそうと、少なくとも日本の旅行業関係者は日本人を甘やかしすぎじゃないかな。そういう扱いがデフォルトだからなのか、たまに僕が窓口で疑問を呈したりすると、バカ丁寧さに気味悪くなるほど丁重な対応される。
民族ごちゃ混ぜの国々の中にいると、相手が何者で何してくるかわからないから、多少の不平不満があっても自制はきくし、相手と自然と適度な距離をとれる。
そんなわけで日本人、特に中高年は、相変わらず極度に内弁慶ですな。気を許し過ぎてなのか、寛容になれない。ザッツドメスティック。