駄目社員はむの日記

USO800 certified.

IC-EX243互換基板を作る(2)

さて、昨晩の続き。

まずは基板を作る。

The NorCal Keyerのマニュアルどおりに作ってみた。
こいつはMEMボタンとパドル操作でいろんな機能を設定することができるのだが、ここではVRで速度を上下するだけの単純なエレキーとして動作してもらいたい所だ。


実装時は不要だろうけど、とりあえず調整のためにブザーやMEMスイッチも接続しておくとする。
基板だけ作って、まずはテストすると、まあシンプルな回路なので、すぐ動く。

Norcalエレキーの設定。

  1. 「MEMスイッチを長押し」→「短点を押す」と速度調整(S)モードになる(トトトが打電される)。
  2. そこでMEMスイッチをチョンと押すとPが送出される。
  3. そこで更に短点を押すと、VR(pot)で速度をコントロールできるモードに入る。*1

以降は、VRを読みに行くようになるので、基本的にはMEMスイッチは不要である。


ちなみに速度調整のVRは、マニュアルの100kΩでは値が低すぎて、ムチャクチャ高速なキーヤーになることを付記しておく。多分1MΩのC特性がベストかと。

そこで、IC-EX243化してみる。

PIEXX社のIC-EX243pxマニュアルによると、エレキー基板に繋げるユニットは左から順に3ピン(J27)が「key, +8V, DOT」、4ピン(J28)が「GND, DASH, pot, pot」のようである。


ためしに接続してみる。

ちなみにIC-731のJ28のGNDはNCになっているので、GNDが繋がっていない状態。
テスト時には、本体のどこかからGNDを引っ張ってきて接続していただきたい。

パドルを打ってみると

ちょっと早いが、20WPM〜80WPMぐらいで動く。実用的な速度。
ホントはVRかます抵抗の調整が必要と思ったんだけど、このままでも悪くないねぇ。

基板を小奇麗にしておく。


グシャグシャの配線をまとめたら、まずまずすっきりです。
タクトスイッチの手持ちがなかったので、無理矢理トグルスイッチをかましているのはご愛嬌ということで(^^;


あとは、基板をどうマウントするかですかね。
続く。

*1:長点を押すと、Sモード時に短点と長点で調整するモードになる。デフォルトはSモード。