駄目社員はむの日記

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夜。9.11だから。

日本における平和ボケという一種の美徳は、一個人の周囲が自分と同じ言葉を話し、同じような顔をした、自分と同様に温和な人間たちで、かつ味方ではなくても敵にまではならない人間たちだったからどうにか維持して来れたものであり、そうでもない昨今となっては、もしかして脱却せざるを得ない代物なのかもしれない。


平和ボケを脱却する、ということは”敵かも知れない周囲”に対してドライになり、懐疑的になり、適度に警戒して、ともすると不寛容になることだと思う。
とはいえ、不寛容でツンケンしてばっかりの人というのも十分不審。適度な大らかさと適度な警戒をうまく使い分けるってのはかなり難しい。警戒のし所、クレームの付け所、ジョークの言い所、フランクな会話のし所、間一つ取ってもなんとも良くわからない。僕らは、きっと色々はきちがえた行動を取っている。


グローバル化後進国の片隅に暮らす我ら日本人も、否応なくそれに慣らされていくことになるのかな。