BGM：「アグア・ベルデ / 小松亮太＆ザ・タンギスツ」(1999, Sony Records, SRCR-2376)
お気に入りの高音質盤。
＃タンゴというと音質が悪いというイメージがあるが(汗
若さと貪欲さが漲る小松亮太となかまたちによる、徹底的にエネルギッシュなタンゴ。
ピアノが心地よく響き、哀愁漂うバイオリンとギターがしっとりと鳴り、コントラバスが深く沈む。そしてなにより、小松亮太氏のバンドネオンが鮮やかにメロを歌い上げる。
押しっぱなしで引きがないのがいささかくどいという話もあるが、本人達がノりにノって愉しみ、かつ切磋琢磨しあってセッションしている様子が浮かぶような作品である。
4曲しか入ってないけど4曲ともに楽しめ、1500円と安価なので、あんまり聴かない人も気楽にタンゴ気分を味わえるかも。
ミキシングはアナログ卓で行われたっぽい音かな？デジタル臭さがない。
中域が少し厚めで少々ホットなマスタリングになってるけど、基本的にはフラット。低域から高域まで破綻無く収まってて好ましい。定位については、PANの振り方が絶妙でオルケスタが巧く左右に配されており、ヘッドフォンしてると耳の周囲に実に心地よい空間が出来る。
