#あるいは、バーチカルアンテナの理想と現実の話
今回のバーチカルアンテナ実験で目指しているのは、ローバンドからミッドバンドでDX向きな低打ち上げ角+無指向性だ。
常設用とはいかないまでも、いざ必要な時にはごく短時間でバーチカルアンテナを展開出来るような、簡易で再現性あるアンテナシステムとしたい。
ひとまず、7MHzのバーチカルアンテナを組むことから実験を開始することにした、
使用感(受信のみ)
とりあえず受信側のみ試している。
- 総じてノイズレベルは多い。S2-3つ位のノイズは常時覚悟する必要がある。
- 国内の信号は総じて、八木のフロントよりS3以上落ちる上に、不感地帯が広い。
- まず1エリア内が聞こえない。
- 2, 7, 0エリア明らかに弱い。
- 6, 8少し弱い。
- 3~5エリアは十分強い。
- 以前、垂直偏波デルタループ(VPDL)でも打ち上げ角によるスキップゾーンを検証していたが、ここでも、低い打ち上げ角による国内スキップが推測される。*1
- 夜になると、VK/ZL、YBの信号は聞こえる。何故か北米方面が聞こえない。
とりあえず、それなりに受信できそうな感触だ。とはいえ我が所領ではやはり、垂直系のノイズに勝てないのか。
おまけ:ラジアル1本→3本にしてみた。
ただでさえ高いノイズレベルがさらに上がった。
性能が上がったと言っていいのかどうか。それにバンド内でノイズの多いポイントが水平系とだいぶ変わってきた。
さ、ここでエレベーテッドラジアルの本数を増やすべきか、それともグラウンドラジアルに世話になるか。
今後のToDo
ベアフット運用に用いるバーチカルアンテナとしてもう少し検討したい。
- 給電部の防水とフェライトコア入れ。
- 設置場所を変える
- ラジアルを増やす
- エレベーテッドラジアルの高さを2m位に上げる
- グラウンドラジアルに変更
- 送信側の性能は、RBNで試してみたい。